核医学:

核医学では体内の可視化あるいは疾病の治療に放射性医薬品を用います。放射性医薬品は放射活性を有する薬物で、特定の器官・組織に分布します。

核医学では体内の可視化あるいは疾病の治療に放射性医薬品を用います。診断目的の放射医学では解剖学的な情報しか得られませんが、核医学のイメージングは器官の機能を可視化するという点でユニークです。核医学は他の方法では得ることが困難な医学的な情報を提供してくれます。放射性医薬品は放射活性を有する薬物で、特定の器官・骨・組織に分布します。核医学では疾病の診断・治療に微量の放射性医薬品を使用します。核医学で用いられる診断用放射性医薬品はγ線を放射するため、γあるいはPETカメラで検出することが可能です。核医学イメージングにおいて汎用される放射性同位体は、テクネチウム-99m(99mTc)です。その他にインジウム-111(111In)、フッ素-18(18F)、ガリウム-66, 67, 68、銅-64(64Cu)が用いられます。テクネチウム-99mは単光子放射性(SPECTイメージング)で、全診断応用のうち約85%で使用されています。フッ素18は陽電子放射性(PETイメージング)です。フッ素-18でラベルされたD-グルコース(FDG, 2-fluoro-2-deoxy-D-glucose)は現在最も多く使用されているPET試薬です。PETは機能および代謝をイメージングでき、主に癌の分野で応用されています。診断用放射性医薬品を用いることで、核医学は腹部、脳、血液、胸部、肝臓、心臓、腎臓、リンパ組織、骨などの主要な器官を可視化することが可能となりました。核医学イメージング法は病気の進行の非常に早い時期に異常を発見することができます。治療用放射性医薬品は特定の病態を治療する放射能を照射します。治療用放射性同位体は放射する放射能の種類という点で診断用のものとは異なります。治療には、αあるいはβ線を放射する同位体が用いられます。最も重要なβ線源は、イットリウム-90、ルテチウム-177、サマリウム-153、ホルミウム-166、プロメチウム-149です。α線源としてはアスタチン-211、ビスマス-212/213、アクチニウム-225が用いられます。放射性医薬品は、抗体、抗体フラグメント、ペプチド、ペプチド模倣化合物、有機分子などの標的ベクターを通じて特定の受容体に結合します。放射性ラベルされたモノクローナル抗体あるいはペプチドにより腫瘍を標的とする治療が期待されています。

詳細は Macrocyclics を参照ください。


© Copyright 1998-2003 Magnetic Resonance Solutions, Inc. (MRS).
All Rights Reserved.


Macrocyclics 研究用キレート試薬専門会社